足の型をとる

というわけで、学生生活もおわり、就職してある程度お金もできたので、世界に一つだけ、私だけのマイインソールを作ることにしました。

 

市販のものと違い、私の足にしか合わないインソールです。

まず足の型をとりました。

 

お花屋さんで売ってるオアシスのような、一度圧力かけるとつぶれて形が戻らないスポンジのようなものの上に足を置き、椅子に座ったままで体重をかけました。

片足だけ作ることはしないので、両足。

片足だけなら費用も半額で済むのに。

痛いのは右足だけでしたが、両方使わないととても歩きづらいし、バランスも悪くなって、ほかの場所にも影響が出てくるということなのです。

 

型をとったら、何だか自分だけのものが手に入るという実感がわいてきました。

 

インソールの原理というか、役目の詳しいことは私の説明より、ネットの情報のほうがいいと思うので書きませんが、足には体重をかけたときにクッションになるアーチが必要なんだけど、私を含め有痛性外脛骨の人はそのアーチがあまりなくて後脛骨筋に負担がかかり痛みが出るということが一つあるので、そのアーチを人工的に支えるものを作って体重をかければいいという考えに基づいて作られるということです。

 

さて、生まれて初めて装具を作ったわけですが、

靴に何か入れるのか・・・。

邪魔じゃないのかな?

歩き方もかわるんだろうか?

 

今後の生活、どう変わるんだろうか。

本当に注射なしで過ごせる日がくるのかな?

 

装具と言ってもただの板ですが、

不安でいっぱいでした。

 

つづく